いつの時代も革靴のソールがラバーソール(ゴム底)がいいか、レザーソール(革底)がいいかに関しての議論が革靴業界には定番ネタとして存在します。この議論は水と油で絶対に混じり合うことがありません。共産主義と民主主義、バルセロナとレアル・マドリード、アメリカンプロレスとストロングスタイルぐらい噛み合いません。そんな議論に当サイトとしてのポジションを明確にした上で、最終解答を提示しようと思います。
レザーの革底の方がかっこいい?誰がみるの??
レザーソール派の皆さんは、ラバーソールや、レザーソールにハーフラバーをつけることを邪道と言います。レザーソール支持派の方々の意見をまとめると主に3つあります。
- 見た目もかっこ悪くなる
- ラバーにすると通気性が悪くなって足が蒸れる
- 歩いた時の音がラバーソールよりもレザーソールの方がいい音がする
見た目なんて足の裏なんだからあまり気にならないし、通気性も両方履いてみた結果、特に違いは感じられませんでした。歩きながら音を聞くどころか、他の事を考えてしまうので実は聞いていないから気にならなかったです。
多少、個人差はありますがみんなそんなもんじゃないですか?
ちなみにレザーソールのコツコツという音に関しては、女性からの「ウザい」という意見もあります。男性が勝手にイキってカッコイイと思っている可能性が高いので、ご注意下さい。
断然ラバーをオススメする!理由は3つ
ラバーソールもメリットをあげるとキリがないが、私が感じているメリットは大きくは3つある。
滑りにくい
大理石やコンクリートや地下鉄の床は濡れると滑ります。レザーソールで何度か滑った事があります。ハデに転んだことはありませんが、ヒヤッとしますよね。転んで怪我でもしようものなら、仕事に支障が出ますし、スーツも汚れてしまいます。滑って転んでしまうリスクをとってまでレザーソールを履きたいとは思えませんでした。
腰に良い
靴のクッション性が高いと腰痛になりにくいというデータがあります。外回りで毎日良く歩く営業の方は普段の疲労軽減のため、デスクワーク中心の方は腰痛対策としてクッション性の高いラバーソールがおすすめです。
では腰痛になりにくくするための靴とは一体どのようなものなのでしょうか。まず第一に挙げられるのが、足の負担を軽減してくれる弾力性のある靴です。特に靴底が安定していてしっかりダメージを吸収してくれる素材が使用されていれば、腰痛のリスクを大幅に減らすことができます。
出所:http://www.core-chiro.jp/cpu/column/theme03/column14.php
また、靴を題材にしたこの漫画の中で、靴と健康はよく扱われます。Kindle Unlimited版もあるのでお試しにどうぞ。
長持ちする
レザーソールにハーフラバーをつけるとソールの寿命が伸びると言われています。ソールが磨り減ってもハーフラバーの部分を張り替えるだけで済みますので当然ですよね。10年、20年といった付き合いになる靴であれば、ソール交換が少なくて済むラバーソールのほうが絶対にオススメです。
その他の細かいメリットは各自ググってください。これらの3つに比べたら些細な事です。
まとめ:レザーソールはハーフラバーに張り替えて使おう
フルラバーソール(ゴム底)はそのまま使いましょう。
レザーソールの靴は、今すぐ靴の修理屋さんに持っていってハーフラバーを貼ってもらいましょう。滑って怪我するリスクと腰痛リスクが軽減されて、靴の寿命も伸びるなんていい事ずくめです。
レザーソール(革底)の方がいい音がするとか通気性が良いとか見た目がかっこいい上に、レザーで履くのが通みたいな都市伝説に騙されずに実用面を重視して選択してください。
良い靴と共に!
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